陶芸、豆皿。

この春に学校の陶芸部に所属した。最初の体験会では手取り足取り教えてくれたものの、入ってみたら、皆それぞれ制作に没頭!いう部活だった。聞かない限り教えてはくれないし、他の人を見ていても皆やっている作業がばらばらで参考にならない。先生は毎回こういうの作りますか?とみんなに声を掛けるものの、作りたい物がある人はそれを優先!という方針のよう。作りたいもの?それはある!
とりあえず、図書館を2軒回って初心者向けの陶芸本を片っ端から借りる、と、分からない作業をしている人に声を掛けて何をしてるのか聞く、を数ヶ月続けた。その間に何とか形になったのがこの豆皿だった。

エイ、魚、マンボウ

土を薄く板状にする→形を切り抜く→型がわりの器の底に乗せてカーブを作る→乾かしながらヘラでこすって滑らかにする→細くした土で底に高台(足の部分)を付ける。までが一回。素焼きをするで一回。表面をヤスリがけする→絵付けをする→釉薬をかける。で一回。その後本焼きして、できあがり。
一ヶ月に一回の活動が基本なので、土を形にした日から完成までには数ヶ月かかる。漆に続いて、「陶芸、おまえもか!」という気分である。
この豆皿は使ってみたら、嬉しくて、にやにやするほど気に入ったのだが、エイのしっぽと魚の尾びれを早速欠いてしまった。悲しすぎるので、金継ぎ行きへ。
うーん、やはり焼き物は割れ物、落下による耐久性は木の器の方が圧倒的。
まだまだ楽しいより、思ったようにならない苛立ちの方が強い私の陶芸。それでもやったことがないことを始めるのは楽しい。これからに期待。