くせなき淡きうるい。

初めての食材チャレンジシリーズ、今回は「雪うるい」。
一駅向こうの住吉商店街にある八百屋さん、鈴福食品で見つけた見慣れないお野菜。近くにふきのとうや菜花が並べてあり、春の山菜なのかしら?くらいの感じで手にし、パックを見るとサラダ感覚で生で食べられるとあったので迷わず購入。

帰って来て調べてみると、オオバギボウシの若菜の部分をうるいと呼ぶそうだ。芽が出たところにもみがらをかけて日が当たらないようにして白く育てたものを「雪うるい」として山形特産の山菜として出荷しているよう。
今回買ってきたのはそれだ。

白いすらっとした茎に蝉の羽化したての羽根のような淡い緑の若菜がとても美しい。この美しさで目に留まったと言っても過言では無い。
生でマヨネーズを付けて食べるだけで美味しいと書いてあったので、試しに端っこ
を囓ってみる。
くせがない。うん、味もほとんどない。しゃきしゃきの食感にさらっとぬめりを感じる。臭みや苦みも無い。なるほど、これは何か味付けして和えて食べると良いのかも。

買い置きのサーモンとディルのオイル漬けを開けて、「うるいとオイルサーモンの和え物」にしてみた。
うるい本体に味が薄いのでサーモン味で食べる感じだ。美味しい。
あく抜きも無く、お手軽なので見かけたらまた買いたい。