キツネのお面。

年末年始に訪れた豊川稲荷の参道で、キツネのお面絵付けセットを買った。

紙製のお面が2枚と水彩絵の具、筆が入っているセットだ。正月気分もやや落ち着いて、姫さんと二人、ワークショップがてら絵付けを始める。
伝統的なキツネのお面が欲しかったので、画像検索した結果、白い肌を残すこと、目の周り、口、眉は朱を使うこと、を意識して描く。
最初はそんなに真剣でもなく始めたのだが、最初に朱を入れたとき、ほんの一筆で表情ががらりと変わっていくことに気付いた。これは凄い感覚だ。顔を描くというのは、こういうことか。これが面を描くということか。そこからは本当に神経を使って、どのくらいの太さで何色を入れるのか考えに考えて筆を進めたつもり。
午前中ほぼ使い切って完成!

ポイントは太くて短い眉と藍色の髪飾り。それからキツネといえば葛の葉ということで、葉のモチーフを額に。
筆を入れたら戻れないと、完成したときにはへとへとになるほど疲れ切ってしまった。一筆に気を遣う作業なのだなぁ。
姫さんのと一緒に撮影。

姫さんのものはどことなくマスカレードの仮面風。一発勝負に強い姫さんは全く筆に迷い無く絵付けしていた。うーん、それも真似できない。
この面、デスク横の棚に掛けておいたのだが、たまに見られている感があるくらいの存在感。
もしまた今度があるのなら、思いっきり現代風のキツネにもしてみたい。