沼津港深海水族館

ずっと行きたいと思っていた沼津の深海水族館。生きているメンダコの展示のあるうちに行きたかった。
念願叶って行ってみたところー。
行列・行列・行列・・・。入館券を買うのにも、入るのにも、水槽を見るのにも並ぶ有様。
お目当てのメンダコの水槽は撮影禁止と聞いていたので、写真はないのだが、それ以外もあまり写真を撮るどころでは無かった。
それでも印象に残った展示は記録しておきたい。
・やっと見られた「メンダコ」

掲示されている写真だが、泳いでいる姿はこうらしい。
光に弱いメンダコを間違って撮影する者がいないよう、この水槽にだけ係員がついていた。展示では、2体のうち1個体が底にぺたっと座った状態で呼吸をしているのが分かった。もう1個体は逆さになりひっくり返った状態で吸盤が見えていたのだが、他の展示を見た後もう一度水槽を見た時、回収されていたので、この時死んだのかもしれない。
・冷凍シーラカンス

鱗の質感が凄い。薬品に浸かっているのでもなく、剥製でもない、焼く前の干物のような少し生々しい感じがした。シーラカンスミュージアムと名打つだけあって、かなりスペースがシーラカンスに割かれている。どういう経緯で発見されたかも詳しく説明されている。
初めて発見されたとき、報告を受けた博物館の人から博士宛に出されたスケッチ付きの手紙の展示もあり、これがなかなか面白かった。
・流石の深海水槽。


アカグツやアンコウ、ここでしか見られない深海魚もたくさん。行列でゆっくり見られなかったのは、残念。
規模でいうと1時間もあれば回れるくらいの小さな水族館。内容もマニアックなので、おそらくこれほどの集客は想定されていないはず。春休み初っぱなの土日ということがあっても、多すぎる。帰って来て聞いたところ、テレビで紹介されていたらしく、納得。ううむ、こういう小さな水族館に人が入るのは良いことだと思うけれど、これほどの集客があると展示が見られないということに。
人の多さに辟易しつつ、自分も集まり来る人々の1人だと気付きつつ、ぐったり。もっとゆっくりじっくり見たかったなぁ。