26時間乗車できますか?

青森:雪 北海道・洞爺:晴れ

6時半車内放送で起床、まだ青森を走っていた。4時間遅れとのこと、わーお。昼前に着くはずだったが、確実に昼には着かない。今後の予定をどうするか再構築しはじめる。

景色がすっかり変わって、見慣れない色の車両がとまっている。
青森駅に到着、ここでここまで牽いてきた機関車を青函トンネル用に付け替える作業。大阪で見た先頭車が窓から見えた。雪景色に遠くなっていく。


食堂車ダイナープレアデスに移動し、ゆっくりめの朝食を頂く。

野菜や豆を使ったフレンチが中心で、ハーブを加えたお粥やビネガードリンクなど。大人味だったので、ちっちゃい人達にはやや厳しいかと思われたが、結構美味しかったらしい。30分の朝食中に青函トンネル通過。
五稜郭で再度機関車の付け替え作業。ここからはディーゼルが牽く。
窓の外はもの凄い吹雪で、窓枠についた雪が重なって氷になっていく。貨物基地を通るも見慣れた桃太郎ではなく、ここではRED BEARに金太郎。

お昼に着かないことが確実になり、車内で配給があるとのこと。素晴らしい対応。10時頃に1人づつおにぎり2コとお茶が配られた。もし、この対応が無ければ、例えば朝食を予約せず、昼を札幌下車してからを予定していた乗客は、何も食べることができずに午後2時まで待たねばならない。それはあんまりなので、途中で配給を積んだのだろう。
洞爺のあたりで空が明るくなった。すっきりと晴れて、見事な景色。

有珠山昭和新山がはっきり見えた。

そして、馬。なんだろうこの不思議な雄大さ。
14:10、札幌到着、下車。ふぃー、長かった。が、とても快適だった。子供達も長く乗っていたことが楽しかったらしく、上機嫌。実質26時間も列車で揺られていたことを思うと、タフな人達だ。


降りて雪にびっくり。ホームなのに、もふもふの雪が。
ここまで牽いてきたディーゼルとも、お別れ。ヘッドマークも雪がへばり付いている。

乗りっぱなしで揺れ続ける体に新鮮な空気をと、駅の外へ。地面だ。
少し大通りを歩いてから、再度駅へ。
札幌→小樽→倶知安ニセコひらふ亭 泊
小樽、倶知安(くっちゃん)と乗り継ぐ間に、日が暮れてしまった。本当はニセコのスキー場のキッズタイムに滑り込み、そり遊びをする予定だったのだが、タイムアウト。バスに乗り込みお宿に辿り着くと、夜。
それでも、周りにはいくらでも雪が。それもスキーヤーが羨むふわふわのパウダースノー。

鬼のようなつららの長さに仰天。凄い!
少し雪遊びしてからチェックイン。部屋のお風呂で暖まってから小樽で買った駅弁にする。海の輝き弁当とほたて弁当。美味しい。

目が閉じようとしているのを何とかこじ開けて大浴場へ行き、長旅の疲れを落とす。10時になろうとしていて、慌てて就寝。お宿に辿り着くだけでやっとの1日。