本土で一番透明な海。

宿毛:晴れ時々曇り
テルマツヤ⇒片島港→母島⇒うどの浜⇒母島→片島港⇒ホテルマツヤ
海遊びの日、朝6時に出発する。というのも、一日2便しかない船の1便目で島に渡り、2便目で宿毛に戻るしかないからである。
港までも少し距離があるが、朝早すぎる為タクシーは無く、歩くしかない。大量の補給水と簡単な食料、シュノーケルや浮き輪を持って、港へ。

思っていたより大きい船が来た。この後の運動量を考えてひたすら省エネに努める。が、しっかり海面を見ていた主様と倅くんは、島に近づいた頃、トビウオを見た、と言っていた。省エネせずに見ておけば良かったと悔やまれてならない。
母島についてからも、さらに歩く。

海の横をぽくぽく歩く。足元に見えている海がやたらと綺麗で美しいので、テンションが上がる。が、まだ海水浴場には着かない。

うどの浜まで、なんだちゃんと舗装路があるじゃないかと思っていたら、途中から謎の岩階段になった。

崖っぷちの細い道や石をランダムに積んだ階段をクリアして、うどの浜海水浴場に到着。汗だくなので、早速海へ。

誰もいないかと思っていたけれど、シュノーケリングに来ているらしいウエットスーツの人が何人かいた。
シュノーケル装備で潜ると、本当に魚がいる!たくさんいる!何かサンゴっぽいものも見える。何度か潜って主様にもポイントを教えて貰い、魚を探す。
ソラスズメダイと思われる美しい青い魚。岩陰にちらちらしている。

主様撮影のチョウチョウウオ

ヤガラのような細長い魚や、黒っぽいヤッコ系の魚、岩にパイプウニや宝石サンゴも見える。
途中、岩に近づいた際、何かぴりっとして、上がってみてみると膝の上あたりを何かに刺された様子。主様もクラゲに触られたと言っていたので、この海は危険もたくさんある、野生の海だ。急に怖くなって足の着かないところへは泳がないようにした。何かに刺された足はその後もしばらくぴりぴりしていたが、体に変化は無いようでほっとした。
午後にもう一度入って、撤収する。こんなに魚が見られる海水浴場は本当に初めて。チョウチョウウオが見られるとは思わなかった。と同時に、こんなに怖いなと思った海水浴場も初めて。それなりの装備と知識と覚悟も必要なのだ。沖縄ではハブクラゲ対策のネットが張ってあって、そのために魚もほとんど見られない。ここではネットも何もないからこそ、魚がうじゃうじゃいるし、危険生物もたくさんいる。大けがもなく海から上がれたことは、ラッキーだったのかも知れない。
帰り、倅くんも疲れたらしく、ぐったりに。何とか歩けるところは歩いて貰ってお宿へ。早めに就寝。