冬の飯田線4日目・帰路。

上諏訪:晴れ 東京:晴れ
上諏訪ー(あずさ10号)→新宿→大塚ー(都電荒川線)→飛鳥山⇒王子→東京→新神戸→三宮→岡本
本日はここまで一緒だった旅のメンバーとはお別れ。その前に少し片倉館の周りを散歩。見事なブルースカイ。そして、凄く寒い。

諏訪湖まですぐなので、行ってみると、ここはオホーツクか!というくらい凍っていた。湖岸近くは氷が押し寄せるように凍ったらしく、まるで流氷。毎年冬に諏訪湖を見ているけれど、ここまで凍っているのを見たのは、初めて。氷の上でつるつる感を楽しんだりする。

上諏訪の駅でメンバーを1人見送り、2人に見送って貰って、あずさへ。

倅くんが1月以上前から楽しみにしていた「あずさ」。初めて乗る車両だ。

外装にもあるカラフルな格子模様のような柄は、座席のシートにも。
 
振り子ではない車両なので、揺れは感じるけれど、気にならない。これは意外に快適かも。あっという間に甲府まで走り、ちょこっとだけ富士山が見えた。
新宿に降り立つと、帰りのルートを前もって伝えていた主様の友人が迎えに来てくれていた。この、列車を降りたとたん待っていてくれるという感じは何とも嬉しい。
大塚で主様友人もう1人と合流、大人5名子供2名と団体になって、今度は都電へ。
これも初めて。もっとレトロな感じかと思ったけれど、どちらかと言うと今風のバスっぽい。

もう何日も公園で遊んでいない子供達の為に選んだ、飛鳥山公園。ビッグなお城のアスレチックがあったり、姫さんが好きそうな動物ものがたくさんあったり、入れる列車もあったりして、ちっちゃい人達は大喜び。
さらに、公園のテラスからは、新幹線と京浜東北線など、本物の列車が見ることが出来る。こんな完璧な公園があったなんて、知らなかった。
そして、鉄な主様友人によると、午後2時過ぎのはやてが臨時でE5系に変わっているとのこと。2時くらいからそわそわして待つ。
来たー。

これは凄い。バックの景色との違和感が凄い。ずっと見てみたいと思っていたE5系が、ここで見られるとは思っていなかった。E5系についてはまたいずれ考察するとして、本物の走っている姿を見たことで何かしらの衝撃を受けた。素晴らしいサプライズ。
東京駅まで送ってもらい、東京の友人達ともお別れ。のぞみに乗って、びゅわーんと帰る。

今回の旅は体調管理を怠ったのが敗因。さらには、ちっちゃい人達がもうそんなに小さくないのだと、思い知らされた。重い。倅くんの体重はもう抱っこの限界点だと思うのだ。そうでなければ、この自分が老いたのかも知れない。
それでも何とか無事帰って来られたのは、子供達を見ていてくれる人達がいたからこそ。一緒した皆様、ありがとうございました。
ふと、飛鳥山から見える東北新幹線を思い出し、通過していく全ての車両に、「がばろう日本」のマークがついていることに気付いた。去った年はそういう年だったのだ。

疲れて全員寝ていたところ、ふっ、と目が覚めると、窓の外に迫力の富士山があった。新しい年が始まった、と思った。