えのすいとえのでん。

江ノ島:晴れ
江ノ島ー(江ノ電)→鎌倉ー(JR横須賀線)→逗子=(徒歩)⇒新逗子ー(京急)→金沢八景ー(京急)→品川ー(JR山の手線)→東京→新神戸→三宮→岡本
夜明けが見たい、と頑張って6時前に起床。波打ち際のカーブとグラデーションが美しかった。

ホテルの朝食へさほど期待せずに行ったところ、5種程のクロワッサンとスープ2種のサービスで嬉しい。しかもそのクロワッサンがとても美味しかったので、おかわりしてお腹一杯。ほてる汐彩から歩いて江ノ島水族館へ。少し海岸へも出てみたけれど、海水が酷く濁って泥水色だったのに驚く。この日も朝からサーフボードを持った人達がいるけれど、こんなに汚れた海で波乗りしているのか。勝手に綺麗な海だと思っていた。
水族館の開館10時と同時に滑り込み、昼頃まで滞在。お昼になったので、水族館から程なくのイタリア料理屋さんで昼食。これは、水族館内のガチャガチャで出てきたネコザメのフィギュア。

このイタリア料理屋さん、テラスから海が見えるのだが、海よりも迫力があるのが、鳶。時折、かなり近くまで飛んでくるのだが、途中「トビが食べ物を奪うので注意!」という看板を見ていただけに、怖い。

再度江ノ電。鎌倉まで。この江ノ電、とても人気だと聞いていて、その人気がどこから来るのか今まで分からなかったけれど、いくつもの車両を見て、2回乗ってみて、気付いた。目にした全ての車両の模様が違うのだ。緑と砂色のカラーは同じだが、色の割合が異なっていたり、窓の形が違ったりして、新しい気がしたり、レトロだったり色々な雰囲気のものがある。このとき乗った車両は、床が木だった。ウッドデッキのような感じで、これがなかなか気に入った。窓から手を出せば民家の呼び鈴が押せそうな距離感で走ったり、窓からずばっと海が見えたり、意図的ではないにしても、飽きさせない電車だと、思った。


京急を降りた品川。京急に乗ったら聞きたいものが一つあって、それが電車のモーター音。といってもただのモーター音ではなく、歌うモーターとして有名な「VVVF」というもの。鉄道の音にはあまり興味が無いのだけれど、名鉄ミュージックホーンと、京急VVVFインバータは別格。列車を2つ待って、次に発車した快特が「ぱーぱららららら〜」と歌ってくれた。これだけ音階がはっきりしていたら、誰もモーター音だとは思わないんじゃないかな。

赤のインパクトの強い京急も列車の模様はいろいろ。フロントに他にないくらい大きく数字が書いてある列車があって、こんなに大きく書いてどうするんだろうと思ったけれど、これが悪くない。窓も大きいので、運転手さんがよく見える。
旅も帰路だとかなり疲れが出てくる。疲れたと目を閉じることは楽だけれど、それでも、見逃せないものがある。今はきっとそんな時期だ。
帰りの新幹線が、長い。ちっちゃい人達は何時間も席に収まってくれず、長く感じる。疲労はかなりのものだが、無事帰って来られて大満足の一旅だった。