意味なしかぼちゃ。

曇りのち 時々雨
昼過ぎに雨が上がったので、ちっちゃい人を貰ったばかりの三輪車に乗せて散歩に出る。岡本の駅方面へ向かう途中、十二間道路沿いにある園芸やさんに寄ってみた。
先日通った時に、ハロウィンの飾りかぼちゃを売っているのを見かけて、とっても欲しかったのだ。
「Bleu Parc」というお店。一見花屋さんのようだが、中はカフェになっているらしく、Frower's cafeとある。

ハロウィンのおもちゃかぼちゃが箱にたくさん。形も模様も様々で、面白い。3つで500円だったので、さんざん迷いながら3つ選んだ。

一つは正にジャック・オ・ランタンのイメージの強い、鮮やかなオレンジ色のもの。一つは、瓜のような形をしたオレンジの縞模様のもの。最後に、ごつごつした感じの緑と白の縞模様のもの。これは、お店の人によると、「恐竜の卵」という名前で売られている品種のものだとか。

他にも、珍しい白い色のもの、洋なし型のもの、表面にでこぼこのあるもの等、おもちゃかぼちゃにこんなにたくさんの種類があるとは知らなかった。
私的に、ハロウィンは取り立てて何かイベントをする訳ではない。小さい頃に、この時期だけお菓子を貰えたとかの記憶があるわけでも無い。広い意味で収穫祭なのだから、いつだって食べれるけれど何となく、かぼちゃとかさつまいもとか栗とか食べたくなる、それくらいだろうか。なのに何故か、街がハロウィンの飾りつけでオレンジ色になると嬉しい。
最近分析してみたのだが、どうやら自分はこの時期に並ぶ、「食べられない、色の綺麗なかぼちゃ」が好きなのだということに気づいた。さらに、サイズは小さいものの方が好みだ。スーパーで巨大かぼちゃを売っていたが、欲しいとは思わなかった。手のひらに乗るくらいが可愛らしくて良い。色は鮮やかなオレンジ色が良い。だが、3つ並べるのなら、一つくらい変化があった方が面白い。
この時期が過ぎれば駄目になってしまって、捨ててしまうのだろうから、全くの無駄遣いだと思うのだが、この意味のないかぼちゃは何とも魅力的なのだ。