水道記念館

こちらも水族館の名は冠していないが、水族館としてカウントしたい、水道記念館(http://www11.ocn.ne.jp/~kinenkan/)である。
施設は淡水魚水族館と水の博物館、別棟の淡水魚飼育研究棟に分かれる。水族展示は全て琵琶湖・淀川水系の自然と魚で構成されている。

今回の印象展示メモは―
・淀川水中散歩。(水中トンネルと思いきや、実は半分ダミー。)

・水面から飛び出た目が可愛らしいトビハゼ

・本当に捩れている琵琶湖固有種の水草、ネジレモ。
・天然記念物イタセンパラ(華奢な菱形が美しい)。

・なかなか凄いぞ!淡水魚飼育研究棟。

この施設は入館料無し、つまり、無料の水族館なのである。淡水に限るとは言え、別棟も合わせると魚種は相当の数になる。アクリルもクリアで手入れが行き届いている感があり、見やすい。地味さは否めないが、これだけ充実した施設が無料はお得、浪花の商売魂(?)を感じる施設だ。浄水についての展示の最後がゲームセンター仕様になっているのも、大阪を感じてしまう。
トイレはベビーベッド有り、スロープを利用した展示で施設内全てバリアフリーである。
また、順路途中にある図書コーナーは水道・水の生物に関する蔵書がかなりある。貸し出しはしていないが、近くに住んでいたなら、図書館として利用したいところ。
研究棟では、ペットショップの魚コーナーのように並ぶ水槽に、表舞台へ上っていない生物が密集している。マニアックではあるが、一般種と琵琶湖固有種の比較展示など、大変興味深い。
ここで、Web水族館(http://www.web-aquarium.net/index)で紹介されている大阪府の水族館はコンプリート。