どぜうの蒲焼き。

昨日、子供達がどじょうのつかみ取りに参加してきた。お手伝いで参加した友人に送ってもらった写真をみたら、びっくり。なんと学校の中庭を土嚢で堰き止めて、消防団の人達がホースで水をすばーっと放水、中庭にどじょうを放して、子供達がつかみまくるというイベントだった。さすが深川。予想の斜め上のどじょうすくいだった。
何ヶ月も前から水槽を用意していた倅くんは、飼いたい子を選んで捕まえてきたらしく、1匹だけ捕獲。無事水槽に迎え入れる。

姫さんは捕まえられるだけ捕まえてきたようで、14匹!さすがに水槽には無理。その中から一匹だけ水槽に入れて貰って、残りは食べて良いとのこと。

さて、どうしよう。どじょうは捌いたことがない。調べてみると、結構大変そうだ。頭と腑だけとって唐揚げ、もあるようだけど、一度ちゃんと捌いてみたい。
まず、1日泥ぬき。水を換えて一晩おいておく。
そして、生きたまま日本酒に漬けて酔わせる!動かなくなったら、塩でぬめりを取って捌く。板に目打ちして背開き。中骨をとる。
これがなかなか大変。日本酒に入れるとたしかに大人しく死んだようになるのだけど、酔っているだけで生きている。たまに酒に強いものがいるのか、なかなか大人しくならないヤツもいる。そして、酒が切れると動き出す!その前に捌くのだけど、ぬめりが凄くて苦戦。これはなかなか難易度が高い。最初大きいと思ったけれど、捌くと小さい。
何とか慣れてきた頃に終了。熱湯をかけて湯引きする。

これをまず白焼きし、次に酒に醤油と砂糖を加えたたれに漬けて焼く。3度ほど漬けては焼いてできあがり。

小さい!

ご飯に載せて頂くと、これはうん、確かに美味しい。泥臭さは全く無く、あっさりした小粒のうなぎのような感じ。中骨をとったので骨のあたりも全く無い。皮の質感はうなぎにそっくり。へぇ、こんな魚だったのかぁ。
だが、ちゃんと捌くと手間が凄い。それに目打ちの際の罪悪感が凄い。今まで魚を食べる為に捌くのに辛いと思うことは無かったけど、何だか絵面がちょっと飲み込めない感じ。次は唐揚げで良いかな。