ワインの香に酔い、夕闇にゴジラ。

午前中に近所の公園でちっちゃい人達の体力を削いだつもりがまだまだ元気なので、日比谷へ移動、さらに公園分を補給しつつクリスマスマーケットを覗くことにする。
東陽町から乗車、東西線茅場町日比谷線霞ヶ関まで。
日比谷公園の音楽堂の横を抜けて、東京クリスマスマーケット2015、裏口から入る。
くるくる回るからくりタワーがドイツ感溢れていて楽しい。

思った以上の人・人、ドイツのクリスマススタイルを求めてやって来た人達で、昼過ぎだが酒場のような雰囲気。なるほど、こういうイベントなのかぁ。グリューヴァインというスパイスをたくさん詰め込んだ暖かいワインが人気のようで、辺りにはワインの香りが漂う。ソーセージやお肉のグリルの肉肉しい香りも酒場感を盛り上げる。が、香りで酔っ払う人とほとんど飲めない人とではどうしようもなく、スイーツのお店でドイツのお菓子を買って行列を抜け出ることにした。

エリーゼンレープクーヘンというこのお菓子、早速公園のベンチに座って食べて見たところ、かなりのスパイス味で美味しい!オレンジピールとシナモンが効いている。まふっとしたクッキーのような感じで、砂糖がけとチョコがけの2種類入っていた。クリスマスならではのお菓子とのこと、おそらくシュトーレンのような位置のものだろうか。神戸のパン屋さんではシュトーレンは定着したと感じたけれど、このお菓子は見たことが無い。
裏から入ったので、出たところが実は入り口。

きのこたっぷりの屋根がインフォメーションだったらしい。

日比谷公園を抜けて、日比谷シャンテの本屋さんへ。一冊だけ購入して一階から外へ出ると、ゴジラがいる。両腕で採寸できるようなコンパクトなサイズのゴジラ像なのだけれど、空を背景にすれば、こんな一枚。

クリスマスマーケットはお酒が飲めて、行列に並ぶのが苦で無ければ楽しめるはず。昼前に行けばソーセージのグリルが楽しめたかもと思いつつ、行列が帰り際に長くなっていたことを思うと、マーケットの本番は夕刻からなのだろう。世界観が日本のクリスマスとは全然違って、様々な香りが記憶に残るマーケットだった。