霧晴れて海岸現る興津の海。

海遊びをするなら、この日と朝早起きして、千葉へ。主様曰く、関東で綺麗な海なら、この辺りとのこと。
わかしおに乗って外房線でぐいっと房総半島を右下がりに下る。目的地に近づくにつれて、何だか車窓からの景色が白っぽくなっていく。雨かと思ったが、霧のようだ。
上総興津で下車、守谷海水浴場へ。
海岸に着いたときは、霧で真っ白。

何だか不思議な感じに。ライフセーバーの人が、注意の為巡回していて、最近霧が多いんですと言っていた。
日射が無いために水が冷たい。子供達は入りたがらないかと思ったが、ばしゃばしゃと入っていき、いたいいたい!と言っている。何かと思ったら、足元はかなり岩場で、歩きづらいほどのごつごつっぷり。
水を覗いたら、最初は見当たらなかった魚がちらほら見えてくる。縞々の可愛らしい魚がちょろちょろしていたり、岩場の間の砂地をヒゲのある魚がぴょこんと姿をみせたりして、なかなか楽しい。
それにしても、岩が多い。そのうち、岩場でカニやウニを見つけたりする。

岩そっくりのカサゴも捕まえた。

ホンダワラなどの海藻が茂っているところ網でがさがさすると、エビが入る。さらに、謎の平たいエビのような泳ぐ虫が大量に入る。帰って来て気になって調べてみたら、「ヒラムシ」というらしい。海藻にすむ、ダンゴムシに近い虫らしい。
昼近くなって、霧が晴れてきた。守谷海岸がようやく全貌を現す。
見ると、本当に岩だらけ。そして、どこまでも遠浅。これは魚がいるはずだ。昼を過ぎると、日射しも強くなり海水浴目当ての人も増え水が少し濁った為か、魚が見当たらなくなった。撤収する頃には霧の幻想も解けて、普通の海岸に。向こうまで見渡すと岩場の少ないビーチもあるらしい。そちらはもっと人が多くなっていた。
魚の種類が多く、岩場に生息する生物もたくさんいて、なかなか楽しめたのだが、泳ぐには岩が多すぎて向いていない。水は思った以上に綺麗だったが、この岩場のエリアが一番綺麗だったようで、少し岩が少ないところにはゴミが浮いていた。
上総興津からわかしおでターン。帰りはぐったり、だが、何故か子供達は元気。ううむ、体力はもう越されてしまったか。