さよならシンガー、よろしくアイシン。

実家から持ってきたミシンが、いよいよ調子が悪くなってきた。掃除しても調整しても動きが悪く、油を差して少し音は小さくなったものの、妙な振動が消えない。昔は縫えていたはずの中厚手が目飛びするようになって、「思ったように縫えなく」なってきた。


取扱説明書に書いてあった1989の文字から、26年前のものだと思われる。裏のプレートのナンバーのYE.が製造年を表すなら、33年経っている。修理に出すにはあまりにあちこち痛みすぎている。プラスチックが劣化して、糸巻き部分もごっそり失われている為、後ろに割り箸を差して代用したまま、8年ほど使っていた。
余計な機能がついていないシンプルさとコンパクトさが気に入っていたけれど、去年かなり酷使してこのミシンを使ったことで、ようやく新しいミシンを買おうという気になった。
どうせなら、このミシンで出来なかったことが出来るミシンが欲しい。少し前にミシンを新調した友人にアドバイスなど受けつつ、欲しいミシンを厳選する。もの凄く時間がかかるかと思ったけれど、予想外にあっさり決まった。
条件は、「かばんが縫えるミシン」
調べてみると候補はたった2つに絞られ、こちらに決定。
AISINの「スーパージーンズSuperJ15BR」


決めては段差を乗り越える動画があったこと。
スーパージーンズ(http://www.egatama.jp/superjeans/
これから作りたいものを考えたら、かばんだった。持ち手だったり、しっかりした素材だったり、今までのミシンでは諦めざるを得ない場面を、これなら乗り越えてくれるかもと。
その代わりというか、飾りの刺繍は極めて少ない。
そして、今回初めてつけてもらった、フットペダル。今まで手元のボタンでストップゴー、速さは2段階しか無かったので、足元で速さをコントロールできるペダルは学校の家庭科以来。完成度に差が出るか。
主様から、来週の誕生日のプレゼントが早く届いた。末永く大事に楽しみながら使いたい。