朝の疾走、水と丸い鼻とさくらんぼ。

伊予西条:晴れ 今治:晴れ
東予港→伊予西条・ジョイフル→うちぬき→伊予西条駅・鉄道歴史パーク⇒今治→テクスポート今治・タオル祭り→実家
朝6時過ぎに東予港から出発、まだ起きかけの産業道路を疾走する。ジョイフルでゆったりとモーニングを食べ、8時に開く伊予西条の鉄道歴史パークへ向かう。

途中、「うちぬき」と呼ばれる西条の湧き水へ立ち寄る。最初は「あぁ、水が湧き出ているな」と思い、飲んでみて確かに「あ、おいしいな」と思った。その後、眼前に広がる池に泳いでいる鯉を見た時、その水が恐ろしく澄んでいることに気付いて、愕然とした。こんなに美しい水で泳いでいる鯉を見たことがない。

防水デジカメの威力を発揮してみた。水族館かと思う程はっきり魚が映る。

風が吹いてさざ波ができなければ、逆さまに移る建物に重なって、鯉だけが浮かんでいるように見えるだろう。
再出発して、車道を走っていると、道の脇の格子から水がぴゅーっと噴水のように上がっているのが見えた。これもおそらくうちぬきで、湧き水なのだろう。

駅に隣接している鉄道歴史パークに入る。誰もいない朝早く、貸し切り状態でゆったりさせてもらう。中には丸い鼻の0系新幹線と、オレンジ鮮やかなDF50が展示されている。


最近整備されている新しい鉄道博物館には全く敵わない小さな博物館だが、ここの魅力は、実はこの建物自体なのではないかと思う。木を曲げて軸を作ってある丸い木組みの屋根に、木のフローリング。屋根は見ているだけでも面白い。ごった混みの博物館では作れないゆったり空間がここにはある。
博物館を出て、何てことは無く隣の観光案内所に入ったら、ここにもうちぬきの湧き水があって、もう驚きを通り越して笑ってしまった。この街は一見普通の田舎町の顔をして、そこらじゅうで恐ろしく美しい水がじゃんじゃん湧き出しているのだ。
しおかぜに乗って移動、今治で下車、駅前に出来た大きな自転車メーカーのお店に驚いたりしつつ、タオル祭りの会場へ走る。
義母と合流し、ちっちゃい人達を預けてガンガンタオルを買い込む。
主様の実家まで走り、この日は一日泊めて貰う予定である。


倅くんがずっと楽しみにしていた家庭菜園。一箇所畑を耕しておいてもらっていた。持ってきたかぼちゃの種を植えて、水やりをし、その後、イチゴやさくらんぼ狩りが始まった。大きい人達は疲れて昼寝タイム、朝6時前に起きて既に眠いはずであろうちっちゃい人達は相手をしてくれるおばあちゃんが嬉しいらしくハイテンションで遊び続ける。
夜、流石に早めの就寝。明日はしまなみ街道を走る。