秋の諏訪旅、3日目。

下諏訪:雨一時曇り
最終日。いつも外泊している時より睡眠は多かったはずだが、昨日使いすぎた目の疲れが異様で、やっぱりまだ疲れが残っている。朝風呂で少しマッサージしたら、良くなった。
朝、雨は止んでいるものの、曇り空。


チェックアウトして、ルートイン上諏訪の隣にある片倉館の庭で紅葉を眺めていると、昨日も一緒した友人が来てくれたので、そのまま友人宅へ上がり込み、まったりとさせて頂く。
お昼を食べてから近くの温泉「ロマネティ」へ行き、ローマ風呂というものに浸かる。諏訪大社下社秋宮の境内の温泉は透明でさらっとした湯質だったけれど、ここの温泉は少し褐色がかった透明で、硫黄っぽさも強い感じだった。どちらも諏訪湖の周辺なのに、湯質が違うのだな。
最後に、車で駅まで送ってもらい、お別れ。毎度上がり込ませてもらって送ってもらってと、すっかり頼ってしまった。
さて、帰路ー。と、ここからが長かった。
下諏訪→塩尻ー(しなの16号)→名古屋→新大阪→摂津本山

下諏訪で見たジョイフルトレインニューなのはな」。車体にモロ485と書いてあったので帰って来てから調べたらこれだった。これも485系なんだ、幅広いなぁ。
塩尻で乗り込んだいつものしなの16号で、全員寝ていたのだが、ふっと目が覚めると、列車が停まっている。アナウンスを聞くと、「倉本駅構内で倒木があり、除去作業の為停車中」とのこと。主様に聞くと既に1時間遅れていて、まだ1時間ほど遅れるらしい。ううむ。たいしたことないと思っていたけれど、かなり大幅な遅れになりそうだ。

1時間経って動き出したところで、まだまだ先は長く、カーブの多い道に振り子列車で揺れる揺れる。しゃがみこんで遊んでいた倅くんが、ふっと立ち上がって、抱っこと言う。その後しばらくふらふらすると言ってくったり抱っこされていたので、酔ったようだった。普段の夕食の時間もとうに過ぎていたので、空腹もあったのだろうが、こんな倅くんは見たことがなかった。岐阜を過ぎて辺りはすっかり暗く、だが、街の明かりが見えてくると、また元気に遊びだした。
予定の新幹線も行ってしまったので、焦らずゆっくりと夕食休憩を取ることにする。中央本線はよく遅れたりすると聞いていたけれど、これだけの遅れは列車旅の中でも初めてだっただろうか。
ぐらぐらする頭でお疲れのしなのを見送る。

新大阪までは新幹線。乗り心地が悪いと言われているN700系だけれど、速い!揺れない!今日は遅れてない!こんなにN700系を快適だと感じたことは今までに無いくらいだ。
最後に新大阪でみずほを見送り、JRで最寄り駅まで。
帰りの大変さで3日間の全てが吹っ飛ぶ勢いだったが、腕にはしっかり組み上げた儀象堂の時計が嵌っていて、記憶にそれとなく刻まれたことを思い出すのだ。