九州鉄道旅1日目。

神戸:晴れ 鹿児島:晴れ
三戸岡鋭治の本を2冊読んで、実際に九州の三戸岡デザインの車両を見てみたいと思った。そう主様に言ったところ、行くなら、今しかない、と。
理由としては一つが、3月12日に九州新幹線が全線開通した後、半年から1年は列車が取れない、周辺の宿も取れなくなるだろうということ。もう一つは、九州新幹線が通ることによって三戸岡デザインのリレーつばめが運行終了になること。今行かねば!という気にさせたのは、この運行終了の言葉だった。車両自体は残る可能性があっても、デザインはすっかり変わってしまうだろう。そうなってからでは遅い。
とい訳で急遽決まった九州行き。鹿児島まで行くのなら見ておかなければならない水族館がいおワールドかごしま水族館。水族館を組み入れつつ、出来るだけ列車を利用して、三戸岡デザインとは如何様なものかをこの目で見ることがこの旅の目的である。
岡本→三宮→新神戸ー(のぞみ5号)→博多ー(リレーつばめ11号)→新八代ー(九州新幹線つばめ11号)→鹿児島中央ー(市電)→水族館口⇒いおワールドかごしま水族館⇒水族館口ー(市電)→天文館通り・ホテル満秀、泊
まずは、ずばっと博多まで。

博多駅、ここは何かが違うぞという雰囲気がたっぷりする。と、ソニックだ!リレーつばめだ!ど派手な列車が次々やってくる。

車内を探検している間にあっという間に乗り換え、テンションが揚がったまま、リレーつばめ→つばめと乗り継ぎ鹿児島へ。
ホームを降りてつばめの写真を撮っていて、ふと、他の人が列車と逆の方にカメラを向けていることに気付く。そちらを振り見て、その光景にショックを受ける。桜島が噴火している。鹿児島の人はこんな景色を見ていたのか。

電車と火山という、人間の生活と人間が生活が出来ない場所が隣り合わせにあるという有り得ない光景が、鹿児島にはある。何だか分からない衝撃を引き摺ったまま、市電に乗り、水族館へ。

いおワールドかごしま水族館で閉館まで過ごし、街まで戻る。天文館通りが町の中心街。通りを歩いていると、三宮のセンター街に少し似ているような気がする。夕飯後お茶菓子を調達して、本日のお宿へ向かう。
道を歩いていて、これはもしかして、桜?凄い!さすが鹿児島、もう桜が咲いている。神戸ではまだまだ梅が咲いている頃なのに、もう桜。南国に来ているのだと実感する。

西郷さんの銅像のある、少し洋風な建物がある開けた通りを歩く。

銅像のとなりでは、木蓮と(たぶん)桃が満開だった。

宿に入ってから、夕飯を食べ損なっていた倅くんに夕飯を。こちらは、天文館通りで買ってきたさつまあげとお団子。

今までさつまあげが特に美味しいと思ったことが無かったのだが、このさつまあげを食べて、美味しいと思った。西日本で売っているさつまあげはシンプルな薄味でわさび醤油などで食べるものだけれど、本場のさつまあげは、からしれんこんや、芋、チーズなどが入っているしっかり味でそのまま食べるようだ。
列車と水族館と軽い興奮状態でゆらゆらしたまま、就寝。