名鉄ミュージックホーンリベンジ。

神戸:晴れ 名古屋:曇り一時雨
青春18切符の最後の一枚は、迷わずミュージックホーンリベンジへ。行きは一人青春18切符だが、帰りは皆で新幹線となるので、18切符消化の旅としては本末転倒な感じではある。
摂津本山→芦屋→米原→大垣→名古屋ー(快特)→犬山ー(パノラマスーパー)→名古屋→新神戸→三宮→岡本
18切符でのんびり行ったら、名古屋に着いたのは2時過ぎ。お昼も忘れていたので、ホームのきしめんで腹拵えする。JRのホームでしらさぎとひだを見て、いざ、名鉄へ。
まず、快特があったので、乗って犬山まで行ってみる。2200系だったが、ミュージックホーンは聴けず。犬山のホームに降り立つと、線路4本にそれぞれ違う列車が停まっていて、壮観だった。
それは名鉄らしい赤一色の列車。


犬が3匹もいる駅名看板に大受けしながら、列車待ち。
後はもう、帰りの一本にかけるしかない。一度駅を出て、ミュースカイに乗るかパノラマスーパーに乗るかと作戦会議。パノラマスーパーは確実に何処かで鳴らしているという確証があるので、それにかけてみたい。次のパノラマスーパーに乗車を決め、ミュースカイを見送る。

やってきたパノラマスーパーに乗り込む。

展望席が取れたので、2度目のプレミアムシート(勝手に命名:展望席の一番前の席のこと)を楽しむ。生憎ぽつぽつと雨が降っているようで、視界がやや悪い。
しばらく走って、「これはもう、鳴らないのだ」と諦めかけた時。
聞こえてきた。「プァーンパーポーー」もうすっかり覚えてしまったメロディーだ。ちょうど上小田井のあたり。はしゃいでいる間に、ミュージックホーンは終わってしまった。
こんな音だったのか。予想していたより穏やかで棘の無い音だった。昔、名古屋駅ではミュージックホーンが鳴り響き、アナウンスが聞き取れないほどだったらしい。それが「うるさい」と段々鳴らさなくなったと聞いた。時代も変わって、様々な意見も飲み込んで、穏やかになったのか、それとも、これが昔から変わらない音なのかは知らない。
たった一度。その後は静かに列車は走って名古屋に着いた。今後名鉄に乗ることが何度かあったとしても、ミュージックホーンが聴けるとは限らない。雨上がりに虹が出るとは限らないように、そう思うと、ちょっとラッキーなものを見たような気分になった。