工場にこんなに人が集まるわけがない。

晴れ
JR西日本の吹田工場の一般公開をしていると聞き、行ってみることにした。工場だし、まぁ、鉄な人々がちょこちょこ集まってきていることではあろうと思っていたところー。
吹田駅のホームで既に工場を見終わって撮り鉄している人達が。さらに、駅を出たとたんに、ごった返す道に「ご来場ありがとうございますー、工場へはこちらですー」の声が響く。向かう人帰ってくる人の波で、自分のペースでは歩けない中、工場へ到着。
最初に迎える、流電。

ミニSLもミニ新幹線も人が多すぎてパス、40分待ちだとか。


はるかも中に入れる車両。運転席での写真撮影は2時間待ちだとか・・・。もう並ぶという選択肢すらない。

車名も方向幕もがらんどうの特急列車(485系だったはず)。

壁に置いてある工具類は迫力。

12月から投入される新型車両「225系」。これが見られたのは良かった。

格好良いというより、ちょっと恐い。アップにすると、クワガタが襲ってくるような感じの顔に見える気がする。


車輪がずらりと並ぶ棟。

駅や走っている電車を見ている分には、こんな近さで見ることは出来ない、という距離で電車を見ることが出来た。だが、この電車達は動かない。これから走る車両というものはあるのだけれど、かつて走っていたもう走らない車両や修理中の車両をずっと見ていると、ここが病院なのだと気付く。前に大阪駅で特急を見ていた時、電車は一時間に何本も何本も来るわけではなくて、待ち時間が長かったけれど、飽きはしなかった。電車が走り来て、走り去っていくその姿は飽きない。今日見ていて、何だか寂しいような気がしたのは、電車が走らなかったからだと思う。
それは剥製より生きている魚がいる水族館が良いのと、同じ。
それにしても、人の多さにも驚いた。電車好きの子供連れの家族、鉄な人達。「JR西日本吹田工場一般公開」という文字の並びからは想像出来ない盛況さだった。こんなに人の集まるイベントだったのか。世の中に鉄な人って、結構いるのだな。
工場を出て歩いている時に見つけたマンホール。太陽の塔が描いてあって、なんだかデザインが気に入った。