夏の飯田線2010 2日目。

飯田:晴れ
三宜亭本館⇒鼎・菓匠赤門や⇒飯田→田切⇒中田切川・休憩⇒田切→下諏訪=山王閣泊

朝風呂を浴びてから朝ご飯のち、ゆっくりめに出発し、いつも顔を出している赤門やさんへ向かう。外は夏だ。夏の飯田線は、信州に避暑に来ているという言い方もできるけれど、やっぱり外は暑い。

矢高諏訪神社にある、しいたけのような灯籠(だろうか?)。毎年撮っている気がするなぁ。バックの楓の青さが夏だ。

赤門やさんに到着。水まんじゅうをいただきます。

前の補完計画ではお会いできなかったおかみさんに、姫さんを会わすことができて良かった。柔らかい伊那弁、やっぱり良いなぁ。
飯田まで、じりじりと焼かれながら歩く。途中、民家の玄関先で咲いていた朝顔が見事。絣の着物のような柄が、美しい。

飯田線の車窓から。

田切で降りて、中田切川を目指す。歩いて程なく川へ到着。河原へ降りるまでの傾斜が滑りやすくなっているので、姫さんを負ぶっている今回は断念しようかと思ったが、メンバーが安全ルートで降りて足を水に浸しているのを見ると、河童の血が騒ぐ。手助けしてもらって降り、水で足を冷やす。2日前に雨が降ったので、水が濁っているのかと思われたが、むしろいつもより澄んでいるような気がする。歩くと川底の砂が舞って一瞬濁るが、すぐに透明を取り戻す、この川は本当に綺麗だ。

川岸にあった木苺の実。

やや曇りがちになってきたところで河原を引き上げ、駅へ。足を水に浸して、生き返る。田んぼの青さも後一月二月か。

下諏訪まで一気に抜け、本日のお宿、山王閣へ。列車の中でも思ったが、人が多い。たしか、今日はお船祭りの前夜祭だと聞いている。諏訪大社下社秋宮までの道が、祭りの雰囲気で一杯だ。
宿で湯を浴び、夕食のち、少し散歩へ繰り出してみる。社の近くで太鼓があり、倅くんは迫力に押されたか、軽い放心状態に。その後参道へ出ると、お舟祭りの長持ち(長方形の箱を2本の長い木に付けたもの)の通っていくところに出くわした。

最初に声一つで突き通す長持ちの歌に、心を捉えられる。その後に箱のついた木をぎしぎしと鳴らしながら通る人々の迫力に圧倒。これで、前夜祭だというのだから、驚き。明日はもっと凄いらしい。まだまだ知らない諏訪がある。