ペーパー・コロシアム。

ペンローズの三角形が仕上がり、謎も解けたところで、別のペーパークラフトの話題になった。最近購入したという、外国の折り紙建築作家さんの本を見せて貰っていて、その中で、円形のコロシアムがあり、これは作ってみたいと思った。早速、その本の図面と組み立て要領の説明をコピーしてもらい、帰ってから熱の冷めないうちに作ってみた。

薄い紙で作った方が切り抜きやすいのは承知しているが、プロの人が作っているように、少し厚めの紙で作ってみたかった。完成した時、印刷された黒い線が見えてしまうのも完成度が落ちてしまう気がしたので、印刷されている薄い紙に真っ白の厚めの紙を重ね、2枚同時に切るようにしてみた。作り始めると、切り抜く線と折り線が書かれており、線の上から切った後、裏返して組み立てるように、出来ていることが分かった。
切り抜くのは簡単だが、組み上げるのがなかなか難しい。綺麗に見えるだろうかと、裏に色の濃い紙を貼ってみた。

少し遠目に見たところ。ちゃんとぺたんと半分に折れ、カードになる。
 
折り紙建築のプロの人の作品をいろいろと見せてもらい、建築に何か組み合わせたストーリーのあるものを作ってみたいなと、前から思っていた。自分の作りたいものをいきなり作ろうとしてもなかなか作れないけれど、作品を見たり紙を弄ったりしていて、いくつか基本の技や設計がある、ということは分かった。このコロシアムの「楕円が真円の立体に見える」という技もその一つ。こういう基本技をいくつか作って、コツをつかんだら、一枚の絵を設計してみたい。