産院比較。

晴れ
必要かどうかは分からないが、2人の子を別々の産院で産んでみて、その違いを記録しておいても良いかと思う。
私がお世話になった「もりレディースクリニック」と「しばたレディースクリニック」両院の先生は、もともと「もりしばたレディースクリニック」として一緒に仕事をしていたそうだ。私が産院を選ぶ時には、「もりしばた」は「もり」として存在し、「しばた」はまだ存在していなかった。
1人目を妊娠した時、家から近い・分娩が出来る、という条件で「もり」を訪れた。2人目の時は、森先生と袂を分かった柴田先生とはどのような人だろうか」といういわば、野次馬根性的な理由で「しばた」を訪れた。もちろん、家からそこそこ近い・分娩が出来る、という条件はクリアしていた。1人目と2人目というこちらサイドの感覚の違いは置いておき、妊娠中から出産までの産院側の方針・対応の違い等を記述する。「もり」へ通っていたのは約2年前のことなので、今では情報がやや古くなっているということは考えられる。
・妊婦健診診察手順
「もり」受付前にスリッパ(消毒済み)に履き替え。尿検査・血圧測定のち体重測定(自己申告)
「しばた」診察室まで土足。尿検査・血圧測定まで個人で、体重測定は助産師さんが付き添う。
・診察
「もり」エコー(平面)と内診。
「しばた」エコー(平面と4D)と内診。順調であれば7ヶ月頃から助産師外来の診察。
・診察待ち時間、診察時間。
共に予約制の為同じくらいだが、「しばた」の方が待ち時間がほぼ無かった。
・診察で一番重要だと言われたこと
「もり」体重管理
「しばた」楽しく生活すること
・先生の服装
「もり」白衣
「しばた」普段着
・入院後
「もり」陣痛室→分娩室
「しばた」最初から分娩室
・分娩状況
共に畳の部屋で自然分娩、立ち会い有り。立会人にへその緒を切ってもらうことが可能。
「もり」出産後すぐに赤ちゃんを抱き、へその緒を切る。後、胎盤摘出。
「しばた」出産後すぐに赤ちゃんは横へ添い寝、臍帯血を赤ちゃんへ送ってから(10分以上)へその緒を切る。さらに、しばらく胎盤の劣化を待ってから、摘出。
・産まれてのちの赤ちゃん
「もり」産湯・点眼のち、体重測定。入院中は紙オムツ使用。出産一日後から母子同室。
「しばた」そのまま体重測定。入院中は布オムツ使用。出産直後から母子同室。
・入院生活
「もり」1日目・4日目に母体診察。5日目退院。
「しばた」3日目に母体診察。4日目退院。
私個人の感想として、何も分からない1人目の時は「もり」で良かったし、何となく出産の流れが頭に残っている2人目の時は「しばた」で良かったと思っている。分娩を担当してくれた助産師さんは、どちらの方も親身になって世話をしてもらった。
全体時な印象としては、「もり」は堅くて清潔、冷たい感じはするものの、ミスが無く精確。「しばた」は柔らかくて大らか、いくつかのミスはあるものの、プレッシャーを感じさせない空間。「しばた」では、保険証の紛失1回、モニター診察の説明不足、助産師外来での逆子チェックミス1回、おつりの返却ミス(これは確かめなかった私にも責任有り)1回、があった。「しばた」ではミスは一度も無かったが、受付で事務的なやりとり以外をすることもまた、無かった。
行ってみて、なるほど違うものだと思った。先生のモットーというべき何かが、おそらく相容れないものだったのかも知れない。
結局、どの産院を選ぶか、選択肢があるのなら後は自分との相性だと思う。行って、自分の眼で見、感じるしかない。妊娠発覚当初にそんな発想は無かったが、最初にいくつかの産院を回ってみるのも一つの方法かなと、今では思う。