眠気覚ましの芸術。

眠くて堪らなくても寝るわけに行かない、授乳中。
最近、倅くんに解禁したボールペンと色鉛筆(紙以外のものに書かれた時にショックが比較的少ない画材)。そして、100均で買ってきたスケッチブック。ちょこちょことらくがきしているうちに、描きたくなってしまう。
まず、リハビリに野菜たち。

ボールペンをメインに使った「タンジール蜜柑共和国への帰還」。

島田荘司の「ネジ式ザゼツキー」という小説の作中作として、「タンジール蜜柑共和国への帰還」という物語が出てくる。小説自体はミステリーなので、それなりに殺伐としているのだが、この作中作がとても幻想的で好きだ。この作品をノベルスの形態で読んだ当時、文庫落ちしたら、自分に文庫版の表紙の絵を描かせてもらえないものだろうか、とまで思った。その時に浮かんだイメージをずっと描きたかったのだが、なかなか描けず、今になった次第。絵の具で描ける日はくるだろうか?