Pocket Pilotバージョンアップ依頼。

晴れ
ずっと行きたい行きたいと思いながらなかなか行けなかった、イトーサイクルさんへやっとこさ、行って来た。なかなか行けなかったのは、どのような目的で行くかが定まらなかったからだ。六甲山での事故以来、ブレーキ・タイヤ交換等自分で対応出来る部分は自分で修理したため、ここに来るまでに至らなかった。
最後に訪れてから数年は経っている。その間同じ自転車に乗り続けてきたものの、いつの間にか自分は結婚し、子供を生み、何故か激坂の上に住んでいる。圧倒的に脚が強い主様はさておき、私はさほど坂に強くない。カプレオ9スピードのフロントシングルで六甲山を登れる自負はあるが、厳しい場面も出てきた。そこで―。

イトーサイクルさんへ行き、BIKE FRYDAY PocketPilotのバージョンアップを依頼する。さらにいろいろと消耗している部分、付け足したいパーツをお願いする。
・ハンドル フラットバーからSTIツーリングバー(Hバーの変形版)に変更
・フロントダブル化 (坂道対応用)
・曲がっているフロントスポークの交換
・キックスタンドの取り付け(BIKE FRYDAY PocketPilot対応)
・ブレーキシューの交換

数年ぶりに会ったイトーさんは全く変わっていなくて、自分だけがどんどん年を取っていっているのではないかと錯覚した。もくもくと作業をするスタッフさんも、変わらずとても穏やかな顔だった。
無駄なことは一切言わず、姿が消えたかと思うと、店頭には無いだろうと思っていたパーツを手に戻ってくる。アメリカからの取り寄せになるだろうと予想していたSTIツーリングバーを奥から持ってきた時は驚いた。しかし、サイズが46cmだったので、もし44cmが入ればそちらをお願いすることにした。
STIツーリングバーは、走行中手を置いている位置から離れた場所にギアチェンジが付く仕様しか無いと思っていたのだが、もっと走行中のギアチャンジがしやすいよう、ハンドルを握ったままギアチャンジが出来るようにできるとのことで、そのようにお願いした。
フロントダブル化は、元から小さいギアで走っていたので、難しいらしいのだが、ギアをさらに小さくしクランクごと交換すれば、できるだろうとのお言葉。
どれだけバージョンアップの説明に時間がかかるだろうと思っていたのだが、意外にスムーズに話が進んでいった。見積もりしてから連絡をくれるとのことで、PocketPilotはイトーさんのところへ預けてきた。しばしのお別れである。今度会うときはより精悍になっているだろうと想像する。