tikit試乗。

曇りのち晴れ
午後、友人のお茶に呼ばれてシンフォニーナガノのロールケーキを頂き、夕刻になってから梅田へ出る。
突然の休みの午後を自転車屋さんめぐり(自転車屋さん3軒+ケーキ屋さん1軒)に費やした主様と合流し、摂取したケーキエネルギーを消費するため歩く。
話を聞いていると、あの「tikit」がローロサイクルワークスにあるらしい。
「tikit」は私が乗っているのものと同じBIKE FRIDAYのもので、折り畳み時間が神業的に短い自転車である。各種折り畳み自転車を並べて、折り畳み時間のタイムを競ったら、ダントツのトップである。
http://www.youtube.com/watch?v=fQscBxx7wLE
この映像を見た多くの自転車乗りが驚愕した。今までの折り畳みのイメージを覆すものだったからだ。
私は、BIKE FRIDAYの自転車全てに共通する性能の素晴らしさに心底惚れ込んで、今の自転車を購入したのだが、性能はこのままで、もっと折り畳みやすくならないものか、と思っていた。もし、今までのものとは根本的に異なるサプライズな自転車が作られるとしたら、作るのはBIKE FRIDAYの「green gear cycling」社だろう、と密かに思ってもいた。
この映像を見たとき、驚きの次に「やっぱり、やったか!」と思ったのだ。
電車で数駅、小径車専門の自転車屋さん「ローロサイクルワークス」に到着。店前に置いてあるものをじぃーっと見ていたら、店の方が出てきて、実際に折りたたんで見せてくれた。見せてくれたものは、映像のものより廉価版で、ハンドル下の折り畳みに少し時間を要するバージョンのもの。
さらに、試乗もさせてくれた。乗ってみた感想は―。
さすがBIKE FRIDAY、見た目より走る。タイヤを替えれば、もっと走る。ギアは8段申し分無し。折り畳み機構、思ったより頑丈。リアの折り畳み部分を固定しないというのは、盲点だった。誰もやらなかった。それをやったからこそ、このスピードが打ち出せたのだ。畳んだ時本体を支える小さなスタンドや、畳んだまま押して移動させる為のハンドルなどが隠し武器のように組み込まれている。畳んだ状態で持ち上げるのも、簡単。うーん、凄い。
私がポケットパイロットを買う前に発売されていたら、これを選んだかも知れない。だが、これにはチャイルドシートがつけられない。畳んだ状態で改札を通る時の困難も解消されない。
あの自転車はどうだ、これはどうだと言いながら、夜の大阪を歩き、梅田まで戻る。私が自転車を買ったイトーサイクルさんにもまた、行かねばなぁ、と思いつつ。