餅と戦ったのは誰だ。

晴れ
ちっちゃい人、本日1年間生きた記念。バースディケーキは食べられないので、ケーキ風の何かを作ってみた。

茹で野菜をデコレーションしてあるだけのもの。ベースは大根とにんじん、かぼちゃとさつまいもをそれぞれ牛乳で溶いたものをクリームのように飾りつけしている。誕生日らしき雰囲気は出たかな。
ナダシンの餅で予約していた一升餅でお祝いする。どの地方の風習かはっきりとは分からないのだが、一歳になった子供に一升餅を背負わせ、子供の健康や円満などを祈る儀式である。餅を背負わせてしりもちをつかせるとか、筆・お金・そろばんを並べ、餅を背負わせたまま選ばせて将来の職業を占うといったものがある。
ナダシンで注文した一升餅、試しに体重計に乗せてみると、2.1kgあった。やっと歩けるようになった一歳児には相当な重さ。ちっちゃい人に背負わせてみると、無謀にも立って歩こうとする。次の瞬間後ろにこけて大泣き。
その後の職業占い(?)では、筆(文筆方面)・財布(商売等)・計算機(算術方面)の基本形三種に、自転車のサドル(自転車レーサー)、ワッフル焼き器(パティシェ)、漫画(漫画方面)を加えたオリジナル職業占いをやってみたが・・・。重いし、こけるし、眠いし、訳の分からないものが並んでいるし、で泣き止まず。見たことのないものが隠されもせず、どーんと並べられたのが怖かったのだろうか。しばらく慣らしてから再度挑戦させてみると、筆→財布→計算機→サドルと次々に手をつけた。お遊び的伝承占いなので、特に深くは考えていない。いずれちっちゃい人がやりたいことを手にした時に、それを邪魔だけはしたくない、それだけである。

さて、ついてすぐの柔らかさを残している一升餅、せっかくなので美味しく頂きたい。この大量の餅、消費期限は当日となっており、そのままではどうしようもないので、切り分ける。いろいろと残してしまった後片付けや明日の準備を済ませて夜1時過ぎ、餅の解体に取り掛かる。短冊状に切り、さらに薄く切り餅にする。切った面に片栗粉をつけてくっつかないようにしておく。体重をかければ押し切れるのでまだ鏡餅程の困難さは無いが、包丁に体重をかける右手が痛くなってくる。全部を切り分けるのに、2時まで格闘。美味しいのは間違いないだろうが、これは、なかなか大変な作業だった。