姫路市立水族館

ここは水族館というより、カメ族館と言っても過言では無い。ウミガメ・リクガメの展示の多さでは群を抜いている。
今回、全ての展示を見たつもりが、淡水カメの屋外別棟と標本展示の階を見落としていた。前に行った時の写真を見ていて気づいた。

さて、印象的だった展示は―
・珍しいアカウミガメアルビノ種(白化個体)。
・雨に打たれるペンギン達。
・隠れていますオオサンショウウオ
・トゲトゲのカメ、首長のカメ。
・黄色いヒゲのヒメジ
・クラゲの成長過程、ストロビラ・エフィラ。
 
・岩の穴を何度もくぐるアカウミガメ


来月から閉館ということもあってか人が多かったが、自分のペースで見れないほどでは無かった。入り口にエレベーターはあるものの、階段を降りながら見る展示もあり、ベビーカーや車椅子ではなかなか見辛い。この点が大規模修繕で改善されることを期待する。

この水族館の特徴として、水生昆虫や両生類の展示が多いこともあげられる。ザリガニやアメンボの展示もある。外国産の鮮やかな種類は一匹もいなく地味ではあるが、日本で馴染みのあるモリアオガエルカジカガエルなどカエルの種類も多い。希少種の淡水魚、オヤニラミもここで見られる。
「本物の葉っぱの中に隠れるリーフフィッシュを探してみよう」など、手作り感のある工夫展示も多い。
2歳のウミガメ・小さな赤ちゃんリクガメの展示や、カメの越冬の仕方も解説してあり、ここにくるとカメを飼いたくなってくる。
派手さは無いが、日本に生息する生物の豊富さを感じられる貴重な水族館である。