六甲の宝石。

晴れ
倅くんがマンションのスロープで虫を見つけた。初めてみる虫だが、見覚えがある。
以前伊丹昆虫館のミュージアムショップで買ったバッジの写真と同じ。
余りに美しいので、捕獲。

体長は1.5cmほど。べっ甲のような透明感のある黄色で縁取りされた中には七宝細工の光沢を持ったブルーグリーンの羽根。黄色に映える黒い目が可愛らしい。

名前が分からなかったので、昆虫エクスプローラで調べてみるも、出てこない。おかしい。形状から中りをつけて、「ハムシ 宝石」で画像検索してみると、出て来た。
「キベリハムシ」。日本最大のハムシで、兵庫県の六甲山系付近にしか生息していないらしい。サネカズラという植物しか食べない。さらに驚きの雌だけでクローンのように繁殖するとか。神戸に船でやってきたらしい。
と、分かったのはこれだけ。Wikipediaも無く、昆虫エクスプローラにも載っていない謎の虫。
おそらくマンションの裏庭の伐採により追い出されてきたのだろう。うちのマンション、いろいろいるなぁ。
それにしても、この上品な美しさ。アゲハチョウや玉虫、ハンミョウの派手さはないけれど、素晴らしい色彩センスだと思う。