何故江ノ電なのか。

倅くんが何故か江ノ電を気にする。以前訪れた時、お土産に江ノ電サブレを買った。それを大事に大事に手に持っていたのを、水族館を出た後の昼食のお店に見事に置き忘れ、そのことが記憶に深く深く焼き付いているらしい。執着の薄い彼が、もう1年以上前のことを未練たらしく言い続けているのだから、これは何とかしてやろうと機会をうかがっていたのだ。
本日は、江ノ島の駅から乗車、鎌倉まで行く。
江ノ島駅の車止めには金属製のすずめがいて、編みぐるみのような服が着せられている。もしかして、ちゃんと衣替えしている様子。

ラッピング列車に出会う。何だかとてもポップ。

路面電車区間はさほど長くないけれど、路面のイメージが強い。

ずっと窓の外を眺めて楽しそうなちっちゃい人達。普段乗れない列車だからという理由だけでなく、楽しそうなのは何だろう。
木製のフロアに、海風が吹き込む窓。決して美しい車両ではないけれど、何か魅力があるのだろうな。
鎌倉からは逗子、新逗子金沢八景八景島と、結構な時間を乗り継ぐ。
姫さんが何か頑固な主張をしたりで八景島に降り立ったときには異様な疲れが。
八景島は、遠い。それでもみるべき大水槽がここにはあったはず。