しまなみ街道 2日目。

大島:曇り 向島:晴れ時々曇り
大島・のんびりや→伯方・大島大橋伯方島大三島橋大三島多々羅大橋生口島瀬戸田ドルチェ→生口橋因島→大浜・公園→因島大橋向島=(渡船)⇒尾道⇒福山⇒新神戸→home
出発してすぐに曇り空。さくっと伯方島へ渡り、伯方の塩ソフト。肌寒いので一つだけ。


多々羅大橋が見えてきたところで休憩。多々羅道の駅に立ち寄ると柑橘類が盛りだくさん。荷物になるから買えないなと思っていたところ、郵送できるというので、かごにいっぱい選んで送ってもらうことにした。

みかんジュースで補給してから、多々羅大橋の鳴き龍をちっちゃい人達と楽しむ。

生口島へ渡り、島の観光地だという耕三寺前で。どことなく新しく作った日光東照宮の一角のような感じ。ちっちゃい人達が爆睡で先へ進むことにする。雨に降られるようなら瀬戸田から船で尾道まで飛んでしまおうと計画していたのだが、全く雨の降る様子が無かったので、走りきることに急遽決定。

瀬戸田ジェラート屋さん前にちょうどベンチがあったのでお昼休憩。昨日握ってもらったおにぎりを食べて、「ドルチェ」へ突入。レモンとバニラ、デコポンとキャラメル。

生口橋を渡って因島へ。大昔仕事を始めたばかりの時に訪れるチャンスがあったのだが行くことができず、それいらい全く縁のなかった因島。一度足を踏み入れたいと思っていた土地だった。今治側に比べ街っぽさが出て来て、幾分走りづらく、スカイブルーのラインも時折途切れる。尾道までずっと導いてくれると分かりやすいのだが。因島をトレーラーを牽いて走ったので、大浜で交代する。恐竜のいる公園で休憩。

最後の因島大橋を主様が牽き、渡船でいよいよ尾道へ。ついにしまなみ街道を走破した!

尾道駅で寝ている人達を起こしつつ、自転車を畳む。駅の真ん前で畳み終えたところ、看板に自転車組み立て場というものがあることを知る。輪行してきてしまなみを走る人の為の自転車組み立て・解体専用の場所があるのだ。やっぱり凄いしまなみ。

福山で新幹線に乗り換え。さくら560号に乗車、やっぱりいつものN700系の車内とは違う空気感を楽しむ。


新神戸に着き、当たり前のように三宮までの地下鉄に移動しようとして止められる。ラッシュタイム、地下鉄からの乗り換えその他を考慮した結果、自走して家まで走る方が楽である。新神戸で組み立てて、夜間走行の準備をし、走り出す。
福山の駅で雨が降っていたようだが、こちらは全く降っていない。結局一滴も降られずに帰ってくることが出来た。
帰り着くと流石にぐったり。
今回、私のミスはというと、サイクルメータの電池が切れていたようで、途中で交換するか迷ったあげく(データがリセットされてしまう為)結局交換しなかったので、ところどころしかサイクルメータが作動していなかったことだ。そんなに大したことではないと思っていた、「今どのくらいスピードがでているのか」。前を牽くとなると、これが気になる。初めて走る道になると、体力の配分が分からないので、このくらいならもっと走れるとか、これ以上は飛ばさないとかの加減を数値で見たくなる。それが分からないと案外疲れるものなのだと知った。
旅の前にはちゃんと電池交換しておく、単純なことだけれど、重要なのだ。
子供達がずっとトレーラーに乗っていて退屈しないものかと思ったけれど、前日におばあちゃんにこれでもかと遊んでもらった為に、割と大人しく、睡眠も取っていたようだ。
トレーラーを牽いてこれだけの距離を走ったのは初めて。牽引は疲れが出る前に交代し、特性も考えて上り坂とラストは主様、下りと平地は私、という風に走った。
初めての自転車2台にトレーラーでの自転車旅行。無事帰ってくることが出来て安堵とともに、しまなみを走りきった気分でしばらくふわふわしていることだろう。
海を見ながら走って、途中でアイスクリームを食べて、この背中だったら追い抜かれても良いやと決めた背中を見ながら走った。時々笑い出したくなるくらい楽しかった。疲れたというより満足が上回る、良い旅だった。