クレイマー・クライム。

晴れ
良い天気だが、本日は課題がある。
昨日、階下から苦情があった。ちっちゃい人の足音を中心とした音についてだ。今までに2回クレームはあったのだが、どちらも突発的な騒音だった為、「以後気をつけます」で済んだ。
今回は初めて、日常的な足音に対してクレームがついた為、少し考慮することにした。ここに書くのはあくまで日記ではあるものの、この文章を読む人がいる以上、ただの愚痴こぼしにする訳にはいかない。ここに書かなかったことは、六甲山の崖っぷちに穴でも掘って叫んで埋めれば良いのだ。
まず、「こちらが出している音」として話に上がったものを記載。
・足音(子供+大人)→走る音、部屋の端から端まで歩く音
・落下音(子供・おもちゃ等)→どすんという音、ガシャーンという音。
・子供の泣き声
・水音(トイレ・風呂の排水)
このうち、先方が気にしなくて良いと言う「子供の泣き声」と、マンションの構造上伝わってしまう「水音」に関しては無視。
音を絶つの意味は2つある。一つは根本的に音を消すということ。つまり、足音を立てないように歩かせる、物を落とさないということ。今でもわざと足踏みしたり、物を叩きつけるのに対しては全力で阻止しているが、1歳7ヶ月児に、音を立てて歩くな、転けるな、物を落とすなというのにも限界がある。注意するにしても、気付くのはほとんど音がしてからである。
もう一つは音を緩和するというもの。いわゆる防音・静音の方向だ。これは、音を根本的に消している訳ではないので、効果はあったり無かったりではある。
今まで全く防音・静音対策はしていなかったので、ここで取り入れてみて、その違いがあるものか知りたい。
調べているうちに、床の衝撃音は2つの種類があると分かった。
LH(重量衝撃音)子供の飛び跳ねる音など「ドスン」という音。
・LL(軽量衝撃音)スプーンを落とした音など「コーン」という音。
「足音が消える!」と謳われているマットなどの商品が、実はLL値には効果があるものの、LH値には全く効果が無いことも分かった。それほどまでに、足音を消すのは困難なのだ。
検索すると出てくる、マットやコルクボードの実際のものを見てみたくて、東急ハンズへ行ってみた。ハンズの店員さんにも聞いたが、足音を緩和するのは難しいということ、ゴムやコルクのマットはほとんど効果が無いこと、緩和するには厚みのある毛足の長いカーペットなどを引いて、足を沈ませて衝撃を吸収するくらいしかないということ。
ホームセンターへ移動、出来るだけ厚みのあるマットを探してみる。15mm程の厚みのカーペットを発見。リビングのカーペットの上に引く用として、即決調達。
帰ってきてから、敷き詰め式のコルクマットを再度調べる。エクササイズ用の20mmの樹脂マットが最厚だったが、あまりに色が激しかったので、次に厚い1.4mmのコルクEVAの敷き詰め式マットを選択。こちらはキッチンの部屋のリノリウムに直接引いて、さらに上にい草のラグを引くことにした。
足音が消えることは無いだろうが、軽いおもちゃを落とした音等には効果が期待できそうだ。後はこちらとしては、対策をしたという自己満足、先方への言い訳武装など期待できそうだ。その他には、菓子折大作戦(1度はやった)、理事長巻き込みプロジェクトなどが控えている。
主様曰く、子供の騒音はこんなものでは無い。対策をしたからといって、今後音が小さくなるのではなく、大きくなるのだ、という。さらには、12月以降は子供が2人になる。下の子が今のちっちゃい人くらいになった時、今の2倍以上の騒音が待っている。その時、その有り余る子供の体力に対応できる自分の体力と、階下の人に対応できる手腕が、試されるのだ。