おそらく彼はジャックではない。

ジャック・オ・ランタンを作りたかったが、あの顔がどうしても怖かった。もっと可愛らしいものが欲しかったので、こうなった。

火を灯すと―

裏側は、こんな風になっている。

というのも、顔の部分の切り抜きだけでは、かぼちゃのサイズが小さい為、火が消えてしまうのだ。空気を通す為の切り抜きとして裏側に穴を開けた。また、蝋燭の火がかぼちゃの天井部分に触れて焦がしてしまう為、蝋燭を削り、背丈を短くした。
中をくりぬくのには小さなスプーンを使い、切り抜きには細かい作業用のカッターを使った。かぼちゃ自体はとても彫りやすい素材で、もっと細かい細工も出来そうだ。